一分子の化学反応論 ー 一次反応

一次反応においては,

\(\Large \require{AMScd} \begin{CD} A @>{k_B} >> B \end{CD} \)

となります.

速度定数,kB,の次元は,1/s,なので,
 1秒間に何回反応が進むか?
となります.従って,1分子において反応が進む時間は,

\(\Large t_{A \rightarrow B} = \frac{1}{k_B} \)

となります.

モンテカルロシュミレーションにて確認してみましょう.
ある時間,dt,の間に反応が進む割合は,

\(\Large P(dt) = k_B \times dt \)

となるので,0~1がでる乱数を与えて,P(dt)の場合に反応が進むとすればいいわけです.
解析的なとき方は,ここ,をご覧ください.

結果はこの通り,
 kB = 1 (1/s)
のとき,指数関数分布となり,平均は1秒となります.

次に,逐次反応について考えていきましょう.

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